腸内細菌が支える
腸の働き その2
腸の働きには大きく7つあります。
その7つの働きとは、「合成」、「消化」、「吸収」、「排泄」、「解毒」、「浄血」、「免疫」です。
それを1つ1つ探っていきます。
今回は腸の働きの消化についてお話ししていきます。
腸の働き 「消化」
消化の段階は食べ物で異なります。
お米やパンなどの炭水化物は、口の中の唾液と絡んだ時から、唾液の消化酵素アミラーゼによって分解がスタートしています。
肉や魚などのタンパク質は、胃に届いてからはじめて分解がスタートします。
胃では分解作業以外に、外から食べ物などと一緒に入ってきた病原菌を消毒、殺菌します。
胃の中で柔らかくなった食物は、十二指腸に送られます。
十二指腸が消化の要です。
十二指腸では、すい臓や胆のうから分泌される消化酵素と胆汁によって、食べ物はさらに細かく細かく分解されます。
脂質はここで初めて分解がスタートします。
十二指腸でしっかりと分解が行われ、空腸、回腸に送られ、食べ物が最終単位へと分解、消化されます。
この流れをたどっても臓器では消化できないものがあります。
それが食物繊維です。
その食物繊維を分解してエネルギー源の短鎖脂肪酸にしてくれているのが腸内細菌です。
胃でもすい臓でも消化できないために最終的に腸内細菌が助けてくれています。
だから、せっかく食べた物(栄養素)をしっかり体に満たしてあげるためには、各消化器官と腸内細菌が働きやすい環境を意識してあげる必要があります。
各消化器官を労わってあげる簡単な方法は、まず、よく噛んで食べることです。
口で細かくよく噛めば噛むほど唾液の分泌量が増えて、消化をサポートしてくれる酵素や、活性酸素を消去する酵素も含まれているので老化防止にもつながります。
さらに、食事と食事の間隔をしっかりとることです。
消化には5〜8時間かかり、消化の悪い食べ物だと10時間以上かかることがあります。
だから、毎日とは言いませんが、週に1回は最後の食事から次の食事まで16時間空けてしっかりと消化器官を休ませてあげるといいですね。
その際、お白湯はとって大丈夫です。
空腹は最高のアンチエイジングともいいますから、ぜひ日常生活に取り入れてみてください。
- 炭水化物(米・パン・麺など)は口に入れたときからアミラーゼによって分解・消化がスタート
- タンパク質(肉・魚・大豆など)は胃に届いてから胃液(ペプシン)よって分解・消化がスタート
- 脂質(油)は十二指腸に届いてから胆汁やリパーゼによって分解・消化がスタート
- 食物繊維は大腸に届いて腸内細菌によって分解・消化がスタート
- 週に1回は食事と食事の間を16時間空けて各消化器官を休めてあげる